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先日、
俳優の大杉 漣さんが
急性心不全でお亡くなりになりました・・・。
※引用元:「http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180221-OHT1T50300.html」
ご冥福をお祈りいたします。
循環器疾患は特に
急変することや、救急対応が必要なことが多いです。
今回は循環器疾患関する問題です!
タイムリーな話題なので、
取り上げたのと同時に
救急対応は看護師などの
医療従事者以外にも必要とされる
スキルだと思います★
この事を意識して
誰もが救急対応に関心をもてる
世の中になってほしいものです。。。
それでは問題にいきましょう。
循環器疾患で入院中のAさん。お見舞に来られていたご家族から「様子がおかしい。冷や汗をかいている」とナースコールがありました。急いで駆け付け、Aさんに声をかけたところ、意識は朦朧としており、うなずく程度で、発語はありませんでした。呼吸は浅くて早く、さらに、皮膚を触ったところ、冷たく、全身に冷や汗をかいていました。右の橈骨動脈を触りましたが、確認できません。右大腿動脈では、弱く早いものの、拍動が確認できました。Aさんの血圧はどれくらいだと推測できるでしょうか?
1.Aさんの血圧は、80mmHg以上と推測できる。
2.Aさんの血圧は、70mmHg以上と推測できる。
3. Aさんの血圧は、60mmHg未満と推測できる。
4.Aさんの血圧は、50mmHg未満と推測できる。
少し難しい問題ですね。
看護学生さんには、
こういう場合脈をとるという発想がなかなか
浮かばないかもしれません。
どんな時でも、まずはバイタルサインの確認を
意識して行動しましょう。
それでは、
答え合わせに参ります
正解は、
2番
2.Aさんの血圧は、70mmHg以上と推測できる。
解説にはいります
ショック時に急激に見られる徴候として、
蒼白(pallor)、
虚脱(prostration)、
冷汗(perspiration)、
脈拍触知不能(pulseless)、
呼吸不全(pulmonary insufficiency)があります。
これを、「ショックの5徴候」と呼びます。
Aさんは、虚脱状態、呼吸促拍、脈拍が触れない、
冷汗が見られる、とのことから、
何らかの原因で
循環不全状態(ショック状態)に陥ったことが考えられます。
ショックの患者さんの血圧を測定する場合は、
まず脈拍の触知を確認してから行うのが基本です。
橈骨動脈の拍動を触知できない場合は、
血圧測定を行っても測定できない場合が多く、
測定に時間をかけている余裕はありません。
橈骨動脈が触れない場合は、血圧は80㎜Hg未満と考えます。
生命が危機的状況にある場合、
すぐに血圧は低下しません。
呼吸数と脈拍数を上げて
全身の細胞に酸素と栄養を維持しようとします。
末梢血管を収縮して循環血液を重要臓器(脳や心臓)に集め、
最後まで血圧を維持しようと代償機能が働きます。
その代償機能が破たんしてくると血圧が低下します。
脈拍が触れない=血圧が低いということは、
生命維持が破たんしていると判断して早急に適切な行動をしましょう。
【脈拍触知部位と最低収縮期血圧の目安】
・橈骨動脈:収縮期血圧80mmHg以上
・上腕動脈:収縮期血圧70mmHg以上
・大腿動脈:収縮期血圧70mmHg以上
・頸動脈 :収縮期血圧60mmHg以上
理解できましたか??
今回は少し難しかったですね。
少しずつ確実に知識の幅を広げていきましょう
本日もご覧いただきありがとうございます。
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