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ヒポクラテスや、マックバーニーの圧痛点など、
カタカナ読みのものって難しいけど
意味を知っているとカッコよく思えませんか??
医療の専門用語には特に
このようなカタカナ読みのものが
多いので、覚えていきましょう
それでは今日の問題です
ミカン農家で働いている65歳の女性。数日前から倦怠感があり、経過観察目的で入院加療となりました。入院当日、夕食を取っているころから突然、右上腹部の痛みを自覚(NRS10/10)し、看護師が観察を行いました。バイタルサインは血圧105/70mmHg、心拍数115回/min、呼吸数15回/min、SpO2 96%(room air)、体温38.9℃、黄疸の症状あり。触診で患者さんの右季肋部を押さえると、痛みのため深呼吸ができませんでした。息苦しさは自覚しておらず、意識レベルは清明であり、上下肢の動きは普段と変わりはありません。下肢や首の痛みもなく、下肢を伸展させても問題はありません。次のうち、この患者さんに見られる徴候は何でしょうか?
1.シャルコーの三徴
2.バレー徴候
3.ホーマンズ徴候
4.ケルニッヒ徴候
早速でましたね!
カタカナ読みの難しそうな用語が
それぞれの違いを理解し、
人に説明できるとカッコ良いですし、
もちろん国試対策にもなりますよ
それでは解答と解説です
正解は、
1番
1.シャルコーの三徴
急性胆管炎や胆道感染症などの場合に、
発熱(悪寒を伴う)、
腹痛(右季肋部または上腹部)、
黄疸が見られます。
これらを合わせて、『シャルコーの三徴』と言います。
この患者さんは、38.9℃の発熱、
右季肋部の痛み、
黄疸の症状が現れていますね。
※引用元:「http://www.sibakiyokango.net/entry/2015/06/06/195802」
肝臓・胆のう・胆管の働きを知っておくと、
どこに問題が生じたら
どのような症状が出るのか、
イメージできます。
全ての基礎となる
解剖生理学は、
しっかりと学習しましょう
国試対策については、
↓
それでは、
他の解答・解説を見ていきましょう。
2. バレー徴候
バレー徴候とは、
脳血管障害を疑う所見で見られる徴候です。
上肢の場合、
手のひらを上に向けて
肘を伸ばした状態で
両上肢をまっすぐ前に上げてもらい、
しばらく保持します。
腕が下がる、
左右差がある場合などは
バレー徴候が陽性となります。
また、下肢の場合、
腹臥位の状態で
膝関節を約45度屈曲してもらいます。
この姿勢を20秒ほど保ってもらい、
麻痺があれば、
麻痺側の下肢が下がり、
バレー徴候が陽性となり、
脳血管障害を疑います。
この患者さんは、
上下肢の動きが普段通りということなので、
バレー徴候は陰性と判断することができます。
3. ホーマンズ徴候
ホーマンズ徴候とは、
末梢静脈に
血栓や炎症が生じた場合に現れる徴候であり、
腓腹部(ふくらはぎ)に痛みが生じます。
静脈血流のうっ滞による
深部静脈血栓症が疑われるため、
突然の呼吸困難など
肺血栓塞栓症の症状に注意する必要があります。
この患者さんの呼吸回数は15回/分で、
息苦しさを自覚しておらず、
下肢の痛みもないため、
ホーマンズ徴候は陰性と判断することができます。
4. ケルニッヒ徴候
ケルニッヒ徴候とは、
くも膜下出血や髄膜炎を疑う所見です。
下肢を伸展させたまま
持ち上げると大腿屈筋が攣縮するため、
膝関節が屈曲してしまいます。
この患者さんは、
下肢を伸展させても普段通りで特に問題なく、
ケルニッヒ徴候を疑う所見はありません。
難しい医療用語が
たくさんでてきた問題でしたね。
一つひとつ理由までわかるように
イメージしながら学習していきましょう
本日もご覧いただきありがとうございます。
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