副甲状腺疾患を機能亢進症と機能低下症に大きく分けると・・・

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■副甲状腺疾患を機能亢進症と機能低下症に大きくわけ、それぞれの代表的な疾患についてまとめなさい。

 ホルモン産生が亢進する原発性副甲状腺機能亢進症と副甲状腺ホルモン産生が低下する副甲状腺機能低下症の2疾患が中心となる。

 原発性副甲状腺機能亢進症とは、副甲状腺が腫大して副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰に分泌されることにより、高カルシウム血症、低リン血症、骨粗鬆症、尿路結石、腎障害などを来す病気である。

PTHは、血液中のカルシウム(正常値8・6~10・4mg/dl)を調節する最も大切なホルモンで、ほかの原因で低カルシウム血症になった場合には、それを是正しようとするためにPTHの分泌が高まる。

この場合は二次性副甲状腺機能亢進症として、副甲状腺の病気である原発性とは区別される。

★原因★

原発性副甲状腺機能亢進症の原因には、副甲状腺の腺腫、過形成、がんがある。

このうち8割以上は腺腫で、この場合は4つある副甲状腺のうちひとつが腫大します。

過形成は4つの副甲状腺のすべてが異常になるもので、多発性内分泌腺腫症という遺伝的な病気に合併して起こることがほとんどである。

がんの場合には副甲状腺が大きく腫大し、高カルシウム血症も高度であることが多く、予後は不良である。

★症状★

倦怠感、食欲不振、吐き気、多尿、口渇など

★検査と診断★

高カルシウム血症と血中PTH濃度の高値が証明されれば診断される。そのほか、血液検査では低リン血症、活性型ビタミンD濃度の高値などがみられる。次に、腫大した副甲状腺を頸部超音波検査、CT、シンチグラフィなどの画像検査により確認する。腫大が軽度の場合には見つからないこともある。

★治療★

治療の原則は、腫大した副甲状腺を摘除する手術である。

腺腫の場合には、通常ひとつの腺だけの異常なのでこれを摘出する。

見かけ上、ほかの3腺が正常でも過形成であることもあるので、同じ側のもう1腺も組織を調べるために摘除する。

最近では、以前に比べてより体への負担が少なく、傷跡が目立たない新しい手術方法が行われるようになりつつある。

過形成の場合には、4腺全部を摘出する必要がある。

そのままでは低下症になってしまうので、通常、1腺の半分だけを上腕に自家移植します。

こうしておくと万が一機能亢進症が再発しても簡単に摘除することができるのである。

副甲状腺機能低下症とは、副甲状腺からのPTHの分泌が低下して低Ca血症を生じた状態で、原発性と二次性に分類される。

また、標的臓器のホルモンに対する反応が低下していることによるPTH作用の低下は、偽性甲状腺機能低下症とよばれる。

★原因★

原発性のものには原因不明の特発性が多いが、副甲状腺に対する自己抗体が発見されて自己免疫疾患と考えられる症例が増加している。

また、先天性副甲状腺無形性(ディジョージ症候群)の場合もある。

二次性のものには、甲状腺手術の際に甲状腺とともに摘出された場合や、頚部のがんに対する放射線照射、悪性腫瘍の副甲状腺浸潤などによるものがある。

★症状★

しびれ感、テタニー、全身痙攣(低Ca血症による)

★検査と診断★

症状や末梢神経の過敏性を確認して、検査値(低Ca血症、正ないし高P〔リン〕血症、尿中CaおよびPの低下、PTH低値)から、診断する。

★治療★

ビタミンD、Ca投与により低Ca血症が是正されれば、予後は良好である。テタニー発作に対してはCaの静脈内投与を行う。

 

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