痛風とはどのような状態をいうか??その発症のしくみについて・・・

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■痛風とはどのような状態をいうか、発症のしくみとともに述べなさい。

痛風は、プリン体の代謝異常による高尿酸血症を基礎疾患とし、

症状の主体は尿酸結晶による急性の関節炎と腎障害である。

急性の関節炎は、

足の母指の付け根(第1中足趾節関節)におこりやすく、

発赤・腫脹・熱感を伴う強い関節炎である。

痛風発作は、

飲酒、過度の運動による脱水、過労、薬剤投与後の血清尿酸値の

急激な変動などを契機として誘発される。

痛風の腎・尿路系合併症としては、尿酸による尿路結石、

痛風腎による腎不全があげられる。

痛風の患者には、痛風発作を引きおこさなくとも、

肥満、脂質異常症(高中性脂肪血症)、高血圧症の合併が多い。

痛風の患者は正常者より心疾患・脳血管疾患による死亡の相対危険率が高いため、

これらの疾患に共通する基本病態である肥満の解消が重要である。

 

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