小児科の看護師として覚悟と責任を感じた瞬間・・・

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看護学生の味方★谷口ですおねがい

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ありがとうございますm(_ _ )m

 

最近、現役の看護師さんから

たくさんの看護エピソードのご提供があります。

 

頑張っている看護師・看護学生さんの

刺激になるように、少しでもお役に立ちたいとのことです。

 

これを読んで、

これからも頑張るモチベーションに繋がってくれれば幸いです。

 

看護師としてベテランとなっていたある日、

上司から小児科病棟への配置換えを言い渡されたのです。

 

私は子供が好きですが、小児科だけは行きたくないと密かに思っていました・・・。
その理由は、「子どもの死」を受け止める自信が無かったからです。

先天性疾患のため、長くは生きられない子を受け持ちました。
一時退院をしたのですが程なく再入院したのです。

 

私たちは、できる限り侵襲を与えないようにそっとそっと丁寧に看護しました。

生きることにだけに全エネルギーを費やしていると、そんな気がしました。

やがて最後の時がきたのです・・・。

両親と主治医が見守る中で、呼吸が次第にゆっくりとなっていったときでした。

 

主治医が、「お母さん、抱きしめて可能なら母乳をあげて下さい。」と言いました。

思う存分泣いたあとなのか、妙に冷静に見えたお母さんだったが、

耐えていた感情があふれたかのように、素早く子どもを抱き上げ母乳をあげようとしたのです。

 

もちろん吸う力はなく、子どもを抱いた妻の肩を夫が包み込みました。
呼吸が止まってもしばらくの間、父と母はそのままわが子を抱いて見つめていたのです。
静かな時がすぎ・・・

生まれてから一度も母乳を吸うことが許されなかったその子の顔は、

とてもとても穏やかでした。

私はそのときの主治医の言葉と、家族の光景を今でも忘れることが出来ません。
その子がその両親の元に生まれたことは意味があるのです。

短いですが確かに家族の中で存在していた命、

そして父と母の胸の中で、これからも存在し続けるのだということを教えて頂きました。

耐えられなかった子どもの死が、

小児科の看護師としての覚悟に置き換わった瞬間でした。

 

本日もご覧いただきありがとうございます。


「どうやって国試の勉強をしたらいいですか??」

 

「この手術はどういうものですか??」

 

「この疾患について調べたけどわかりません!」

 

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