発作性の胸内苦悶を伴う胸痛で、最も疑うべきものはどれか??【必修編】

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発作性の胸内苦悶を伴う胸痛で、最も疑うべきものはどれか。

1. 心筋炎
2. 狭心症
3. 肋間神経痛
4. 逆流性食道炎

必修問題にしては、

少し難しく感じるかもしれないですね!

 

解答については、

少し詳しく説明していきます。

その他の選択肢についても、

特徴だけ説明していきますね!

 

それでは、正解を見てみましょう!

 

2

 

狭心症とは、

心臓に酸素や栄養を送っている冠動脈という血管が狭くなり、

心臓が活動するために必要な血液が十分に供給されなくなることで起こる病気です。

※引用元:「https://www.ishamachi.com/?p=13477」

狭心症には、3つの種類があります。

労作性狭心症

運動したり、重いものを持ったりした時に、

心臓に負担がかかり起こります。

運動時や歩行時、駅の階段をのぼるとき等に出現し、休むと症状がおさまります。

 

安静時狭心症(血管れん縮性狭心症・異型狭心症)

深夜や明け方の就寝中等、安静にしていても起こります。

血管のけいれんや血管内に血のかたまりができて

冠動脈の血流が減ったときに起こります。

 

不安定狭心症

安静時狭心症が新たに発症した、発作の回数が増えてきたり、

発作止めの薬がきかなくなったり、軽い動作で発作が起こるようになった等の状態です。

※不安定狭心症は心筋梗塞になりやすい状態です。

このような症状があるときはすぐに医師に相談してください。

※引用元:「https://nurseful.jp/nursefulshikkanbetsu/cardiology/section_1_06_01/」

狭心症の治療はどのようにするのか??

まずは薬物療法が選択されます。

狭心症の薬には「血管拡張薬」と「ベータ遮断薬」があります。

血管拡張薬は、冠動脈を広げて血流をよくする働きと、

全身の血管も同時に広げて心臓の負担を軽くする働きがあり、

これには硝酸薬とカルシウム拮抗薬があります。

 

ベータ遮断薬は、興奮する神経である交感神経の活動を抑え、

血圧を低くし、脈拍数も少なくして、心臓の負担を軽減する薬です。

どちらも血圧を下げるので、高血圧の治療薬としてもよく使われます。

 

狭心症には、血管拡張薬やベータ遮断薬の中から2、3種類を併せて処方します。

また冠動脈の動脈硬化を抑え、心筋梗塞症を予防するため、アスピリンを少量使用します。

アスピリンは血小板の活動を抑えるので血栓ができにくくなります。

同様の働きを持つ薬としてパナルジンも使用します。

 

よく看護師国家試験でみられる問題として、

発作時に使う舌下錠・ニトログリセリンがあります。

このニトログリセリンは、爆薬の原料として有名なんです。

実際にダイナマイトでニトロが使われているんですよ!

狭心症の特効薬と分かったのも、

破れかぶれの心臓に発破をかけて

病を治そうという奇想天外なアイデアから生まれました。

物語としては、

20世紀初頭にイギリスの火薬工場で、

週日の作業中は何も起こらないのに

休みが終わって月曜日の仕事が始まると

決まって胸痛を訴える工員が何人もいることが話題になりました。

最初は工場で扱っている爆薬が原因で起こる病気を疑ったのですが、

もともと持病に狭心症のあることがわかりました。

それというのも、原料であるニトログリセリンの粉塵が工場内に舞い、

露出した皮膚や粘膜からある成分が吸収されて狭心症が抑えられていたものが、

週末に休みをとることで粉塵にふれることもなく薬がきれて、

月曜日に力仕事を始めることで狭心痛が起こったと推理されたのです。

 

こういうストーリーがあると覚えやすいですよね!

 

それでは、狭心症についてはここまでにして

他の選択肢についても少し触れておきましょう。

 

1. 心筋炎

心筋炎は、心臓の筋肉(心筋)にウイルスが感染して発生した炎症です。

心臓のポンプとしての働きが低下したり(心不全)、

危険なリズム異常が発生したりして(心ブロックや致死的不整脈)、

患者さんの生命や生活を危険に曝すことになります。

 

3. 肋間神経痛

肋間神経痛とは、 肋骨 ろっこつ の下を走る神経に何らかの原因で痛みが生じることです。

肋間神経痛自体が一つの病気なのではなく、

あくまで原因となる病気や外傷、

解剖学的な異常が引き起こす症状のひとつとして考えられています。

 

4. 逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、

胃から胃酸が逆流することにより食道部分に炎症が起こる疾患です。

食生活の欧米化やピロリ菌感染率の低下、高齢化などにより患者数は増加傾向にあります。

 

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