患者が自己採血で簡単に測定できるのはどれか??【必修編】

本日もブログをご覧いただきありがとうございますニコニコ

看護学生の味方★谷口ですおねがい

 

いつも当店をご利用頂き

ありがとうございますm(_ _ )m

 

患者が自己採血で簡単に測定できるのはどれか。

1. 血糖
2. カリウム
3. カルシウム
4. アルブミン

こちらの問題自体は簡単ですが、

各選択肢が何を表していて、

基準値はどれくらいなのか??

というところまで深掘りしていきましょう。

簡単な問題は解けて当たり前です。

どこまで知識を広げていけるかが大切になります。

 

では、正解を見てみましょう!

 

1

 

1. 血糖

患者自らが自己採血を行い、

自己の血糖値を測定する方法として

血糖自己測定がよく知られています。

下図に示す、こういうやつですね!

※引用元:「http://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/100/040/04.html」

インスリン自己注射を行っている患者の場合、

常に血糖値の変動を把握することができ、

良好な血糖値コントロールを維持できます。

健康診断で血糖値が

基準値より高いなどの結果が出ている場合は、

恐らく「空腹時の血糖値が高い」状態と考えられます。

空腹時の血糖値は

110mg/dL以上で高値(100~109は正常高値)となります。

 

それでは、他の選択肢を見ていきましょう!

2. カリウム

通常は医療機関で採血して検査が行われます。

体内のカリウムの98%は細胞内、

残りの約2%が血液中など細胞外にあります。

しかし血液中のカリウム濃度はとても重要で、

この値が乱れると全身に重大な障害が生じることがあります。

血液中のカリウム濃度(正常)は3.5〜5.0mEq/Lの範囲内にあり、

3.5mEq/L以下に低下した状態を「低カリウム血症」といいます。

 

カリウムの役割には、

体液の浸透圧調整、筋肉の収縮、

神経伝達を助ける、などがあります。

このため、低カリウム血症になると、

消化管や筋肉、腎臓、神経系に障害を受けやすくなります。

カリウムについては、

こちらの記事を参照にして下さい。

 

3. カルシウム

通常は医療機関で採血して検査が行われる。

カルシウムは主に小腸で吸収されますが、

吸収率は成人で20~30%とあまり高くないです。

また、活性型ビタミンD、

副甲状腺ホルモン、カルシトニン(甲状腺ホルモン)

などの関与によって、腸管での吸収、血液から骨への沈着、

骨から血液への溶出、尿中への排泄などが制御され、

細胞や血液中のカルシウム濃度は

一定範囲(8.5~10.4 mg/dl)に保たれています。

 

4. アルブミン

通常は医療機関で採血して検査が行われる。

血液中には、100種類以上のたんぱく質が存在しますが、

血液中のすべてのたんぱく質の総和が、総たんぱくです。

総たんぱくのうち最も多い成分はアルブミンで、

総たんぱくの70%を占めます。

アルブミンは、血液中の水分を一定に保つ働きをもち、

そのほとんどが肝臓で産生されるので、

アルブミンの異常は、肝障害の指標となります。

 

アルブミンの基準値は、

3.9~4.9 g/dLです。

腎臓病などにより体外に漏れ出てしまう場合や、

低栄養状態でも、アルブミンは低下します。

このため、アルブミン血が低い時には、

低栄養状態だと考えることができます。

アルブミンについては、

こちらの記事を参照にして下さい。

 

本日もご覧いただきありがとうございます。


「どうやって国試の勉強をしたらいいですか??」

 

「この手術はどういうものですか??」

 

「この疾患について調べたけどわかりません!」

 

など気になること

ご不明な点などございましたら

お気軽に、お問合せください。

 

お問い合わせはこちら → お問合せ

ショップはこちら → 看護師・看護学生お助けショップ★

 

あなたが有意義な看護学校生活を送れますように。。。クローバー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です