無資格で逮捕された偽看護師のニュースについて

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今話題の最新医療ニュースのお時間です。

先日、恐ろしいニュースが世間を騒がせましたね・・・。

なんと、

看護師免許を持っていないのに、

5年間も特別養護老人ホームで勤務していたのです。

無資格で働いていた衝撃の理由は、

『時給が高くなるから』だそうです・・・。

人材派遣会社を通して働いていたようですが、

看護師免許のコピーを自分の名前に変えて

提出することで身分を偽っていたとのことです。

※引用元:「http://news.livedoor.com/article/detail/16577317/」

 

ありえないですよね・・・。

さらにこの人は、

インスリンの投与や、

採血まで行っていたのです。

 

無資格の人間にこんな危険な処置をされた

被害者の人が可哀想です。

 

何より、

専門性のある看護師という職業が、

誰にでもできる仕事だと勘違いされそうで

とても不快な気持ちになりました。

 

インスリン投与にしても、

採血にしても、誤ればとても危険な状態になるのです。

 

それでは、一体どういう状態になるのか??

低血糖は死に至る!

一般的に低血糖は、

血糖値が60mg/dl以下の場合を指します。

血糖値が50mg/dl以下では意識障害や痙攣、

昏睡などに移行する可能性があり、

治療を必要とする重症低血糖と位置づけられています。

重症になると、

脳のブドウ糖が枯渇し、

意識がもうろうとなり、

異常な行動やけいれんなどがでて、昏睡に陥り

やがて死に至るのです・・・。

大体の目安はこんな感じになります。

 

【血糖値と生体反応】

80mg/dl以下 → インスリンの分泌抑制
70mg/dl以下 → グルカゴン、アドレナリンの分泌
60mg/dl以下 → コルチゾール(成長ホルモン)の分泌
50mg/dl以下 → 脱力感、眠気、めまいなど
40mg/dl以下 → 傾眠状態
30mg/dl以下 → 痙攣や脳障害
10mg/dl以下 → 死に至る場合がある

※引用元:「https://kango-oshigoto.jp/hatenurse/article/1295/」

 

低血糖の状態がどれだけ恐ろしいか分かりましたか??

 

採血の事故!

採血事故には、

針が血管を傷つけることによる内出血や血管損傷、

神経に触れることにより起こる神経損傷などがあります。

よく採血中に、

「手先が痺れたりしてないですか~?」

と聞かれたことはないですか??

あれは、橈骨神経や尺骨神経の損傷を

確認しているのです。

痺れている時には、

我慢せずすぐに知らせて下さいね!

 

また、汚染された針・真空採血管、消毒薬などで

感染症やアレルギー反応を起こす可能性も念頭におく必要があります。

事故を防止するためには、

採血者が上腕の血管・神経走行を熟知し、

採血手技について十分な訓練を積む必要があります。

また、採血などを行う場所は

作業しやすい配置とし十分スペースをとり、

採血を行う職員が余裕を持って作業できるような

健診計画を立てるなど、

事前の準備にも工夫をする必要があるのです!

 

まとめ

看護師免許を持っていないのに、

5年間も勤務していて逮捕された

ニュースを振り返ってみました。

無資格にも関わらず、

インスリン投与や採血をしていましたが、

それがどれほど危険な行為か分かりましたか??

 

科学的根拠に基づいた正しい知識や技術を身に付け、

安全で安心な看護を提供できるように

しっかりと学習していきましょう!

 

本日もご覧いただきありがとうございます。


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