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今回も看護師国家試験の
必修対策を行っていきましょう!!
問題に入る前に、
インスタのフォロワーさんから
とても良い質問がきていたのでご紹介します。
「子どもにステロイドの軟膏を塗っています。
でもステロイドって強い薬ですよね!?
大丈夫なんでしょうか。心配です。」


私のブログでもステロイドについて、
たくさん記事を書いてきましたが、
副作用が多かったり、
強い薬のイメージがあるようです。
しかし、
ステロイドは使い方を間違えなければ
とても効果のある良い薬なのです。
今日はあなたが不安を感じている、
ステロイドについて記事を書いていきます。
これを読めば、
ステロイドの正しい知識が身に付き、
実際に使用する際の不安を
減らすことができるかと思います。
副腎皮質ホルモン(ステロイド)ってなに!?
『副腎皮質ホルモン』は
ストレスがかかった時に副腎から作られ、
糖や脂肪の代謝系の調節や
免疫系の調整をする大切なホルモンです。
ステロイドと呼ばれるものは
「副腎皮質ホルモン」を化学的に合成して作った薬で、
強力な抗炎症作用・抗アレルギー作用を利用して、
さまざまな病気の治療に用いられます。
それでは一体、ステロイドは何が怖いのでしょうか??
ステロイドの副作用について
ステロイドは、
長期間使うことにより
皮膚が萎縮して薄くなります。
これにより、
皮膚への吸収が良くなり、
副作用が出やすくなります。
そして、皮膚が赤くなったり、
皮膚の感染症にかかりやすくなるのです。
皮膚の感染では、
ブドウ球菌という細菌の感染によって、
皮膚の発赤や、水ぶくれ、表皮の剥離などを
引き起こす可能性があります。
特に子どもは、
皮膚が薄いのでステロイドの塗り薬によって、
効果はありますが、副作用がでやすいので注意が必要です。
※引用元:「https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hifuken/qa/class_steroid/」
ステロイドには5段階の薬の強さがあります。
子どもに使うのは、
これの弱いものになります。
また、一般的にドラッグストアで販売されているのは、
弱いほうから3ランク
(「弱い(weak)」「普通(medium)」「強い(strong)」)
です。
それでは、ステロイドの何に気を付ければ良いのでしょうか!?
ステロイド軟膏を使うときにはコレに注意!
ステロイド外用薬は
塗った部分の炎症を鎮める作用
に非常に優れています。
しかし、
体の部位によって、
皮膚からの吸収されやすさ(吸収率)が違います。
※引用元:「https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hifuken/qa/use_steroid/」
このため、
ステロイド軟膏を塗る際の注意点を挙げるとこんな感じです。
①皮膚を綺麗にしてから薄く塗る。
②顔や陰部などは皮膚がとても薄く、吸収率が非常に高いため、弱いランクのステロイド外用薬を選ぶ。
③ドラッグストアで購入する際には、弱いランクの物から順に用法・用量を守って正しく使用する。
上記では、
簡単に「塗る」と言っていますが、
どれくらいの量を塗るのが良いのでしょうか??
ステロイド外用薬の場合、
薬の効果をしっかり得るために
塗る分量の目安としてFTU(フィンガーチップユニット)
と呼ばれる単位が使われています。
FTUは、
『大人の人差し指の先から第一関節まで薬を乗せた量』で、
チューブタイプ(口径が5mm程度)の軟膏やクリームでは、
1FTU=約0.5gに相当します。
※引用元:「https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hifuken/qa/quantity/」
看護師国家試験の必修問題にチャレンジ!
副腎皮質ステロイドの作用はどれか??
1.炎症の抑制
2.食欲の抑制
3.免疫の促進
4.血糖の低下
5.血圧の低下


俺はここまでだ・・・。
あとは任せた!!
正解は
1
<解説>
1.炎症の抑制 〇
副腎皮質ステロイドの作用には、
抗炎症、免疫抑制があります。
副作用としては、
易感染、中心性肥満、満月様顔貌、
高血糖、高血圧、筋委縮、皮膚の赤色線条、
多毛症、精神症状などの副作用があります。
2.食欲の抑制
副腎皮質ステロイドの副作用には、
食欲亢進があります。
3.免疫の促進
副腎皮質ステロイドの作用に免疫抑制があり、
副作用として易感染に注意しなければいけないです。
4.血糖の低下
副腎皮質ステロイドの作用に、
糖新生亢進による高血糖があり、
副作用として糖尿病に注意しなければいけません。
5.血圧の低下
副腎皮質ステロイドの副作用として、
高血圧があります。
まとめ
これらの事から、
ステロイドには、
強さに5つのランクがあります。
そして、その中でも
年齢や用途によって使い分ける必要があるのです。
正しい知識で
用法・用量を守って使用することが、
ステロイドの効果を
より充分に発揮することに繋がります。
結論ですが、
ステロイド軟膏は塗りすぎ注意!!
本日もご覧いただきありがとうございます。
参考文献:
「http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/druginfomation/druginformation75.htm」
「https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hifuken/」
「どうやって国試の勉強をしたらいいですか??」
「この手術はどういうものですか??」
「この疾患について調べたけどわかりません!」
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