【人体の不思議】もし身体の中に胃がなかったらどうなるの!?

本日もブログをご覧いただきありがとうございますニコニコ

看護学生の味方★谷口ですおねがい

 

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ありがとうございますm(_ _ )m

 

 

先日書いた、

『脳がなかったらどうなるのか!?』

という記事が大好評で、

脳や身体の勉強にもなったとお問い合わせを頂きます。

↓↓

記事はこちらを参照して下さい。

 

ニートラ
ニートラ
俺みたいな知識ない人にも分かりやすかったぞ。

 

ん??

人・・・??

でもそれは嬉しいですね。

どうしても臓器の学習って、

皆さん抵抗があるので

分かりやすく説明できたのなら上出来です!!

 

それでは今回は

『胃がなかったらどうなるのか!?』

について記事を書いていきたいと思います。

※引用元:「メディカルノート」

 

この記事を読むと、

胃についての働きや、

これがないと身体にどんなことが起こるのか、

理解することができます。

 

胃の不思議!

あなたは胃の働きと聞いて、

何を思い浮かべますか??

 

多くの人が

「食べ物を消化させる!!」

ことを考えるかと思います。

 

「食べ物は溶かすのになんで胃は溶けないの・・・??」

不思議ですよね。

これについて説明します。

 

胃が自分の酸で溶けない理由は、

胃の粘膜層をおおうように

分泌される粘液のおかげです。

※引用元:「http://www.myclinic.ne.jp/toume_clinic/pc/free2.html」

 

厚さが1mmにも満たない薄いベールである粘液層が、

粘膜表面を被い、胃を守っています。

食物が胃に入ってくると

塩酸やタンパク質分解酵素(ペプシン)に加え、

多量の粘液が分泌されて、

塩酸から胃壁を守るバリアを張り巡らせます。

粘液は胃壁表面の粘膜層を覆って

粘膜層に胃液が直接触れないようにして

胃壁を保護してくれます。

また、粘液は、胃酸を中和したり、

タンパク質分解酵素を不活性化する働きもあり、

胃壁を守る物理的・化学的なバリアとして

なくてはならない存在なのです。

この薄い粘液層のおかげで、

胃は自身を消化することなく

食物のみを消化することが出来るのです!!

※引用元:「https://bibi-star.jp/posts/6522」

 

そう考えると、

ヒロアカの芦戸さんも自分が溶けないように

全身が粘液に包まれているのかもしれないですね!!

 

胃の働きは3つ!

胃が溶けない仕組みについては

説明しましたが、

他にはどんな働きがあるのでしょうか??

 

ニートラ
ニートラ
胃の働きか。気になるな。

 

胃の働きは大きく分けて3つです。

①食べた物の殺菌

②蠕動運動による消化

③栄養分の貯蔵

 

①について、

食べた物の殺菌というのは、

細菌やウイルスも含まれます。

口から入ってきたものを

胃液で殺菌するというのが働きの一つです。

 

②について、

あなたもイメージしている通りの働きです。

胃に食物が入ってくると胃液が分泌されます。

胃液の主成分は塩酸(HCI)、

タンパク質分解酵素(ペプシン)、

粘液および水分です。

胃液は一回の食事で

約500~700ml分泌され(1日の分泌量は約1500~2500ml)、

pHは1.0~1.5の強酸性です。

レモンのpHが大体2.31と言われているので、

どれほど強い酸性かイメージできるかと思います。

 

胃が大きく動き(蠕動運動)、

食物と胃液を混ぜ合わせることで

塩酸や消化酵素の働きにより、

食物の殺菌や消化が行われます。

 

③について、

私たちはエネルギーや体をつくるもとを、

すべて体の外から食物として取り入れます。

食物を消化して、分解し、

体内に栄養素として吸収することで、

生命活動を維持しています。

胃はそのための

栄養素を吸収するという

重要な役割をしているのです。

 

 

それでは、

胃の容量が大きい人は

大食いタレントのギャル曽根さんのように

たくさん食べることができるのでしょうか??

 

『胃下垂』の仕組み

「胃袋」とも呼ばれるように、

胃は、筋肉でできた袋状の臓器です。

空腹のときは平べったくぺちゃんこなのに、

食物が送られてくると、

胃壁が伸びて、風船のように膨らみます。

その容量は、大人の胃で1.5~2リットルにもなるそうです。

 

「胃下垂とはどういう状態なのでしょうか??」

胃下垂は胃が下腹にある状態、

と勘違いしている人が多いのですが、

実は胃が伸びて垂れ下がってしまっている状態です。

つまり、

胃の上部は正常な位置にあるけれども、

下部が骨盤内に落ちてきている状態になります。

水風船に大量に水を入れた時の状態がイメージに理解ですね。

※引用元:「https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/gastroptosia/」

 

胃下垂のはっきりとした原因はまだ解明されていませんが、

やせた人に多いため、

 

「体型に合わせて胃の形がそうなってしまった」

「胃を正常な位置に保持する筋力が弱いから」

 

とも言われています。

 

それではいよいよ本題に入りましょう!!

 

体内に胃がないとどうなる!?

答えはすごくシンプルです。

穴があくと中身が漏れ出します。

つまり、

胃がないと食べ物や飲み物などが

体内に漏れ出してしまうのです・・・。

 

この場合、

どういう状態になるのでしょうか??

体内が漏れ出した食べ物を『異物』と

判断して炎症を起こします。

 

その結果、

腹膜炎を起こすか、

最悪の場合、激痛でショック死します。

ニートラ
ニートラ
うそだろ??
こえーな・・・

 

今回は胃がないケースの話をしましたが、

類似したものに『胃穿孔』という疾患があります。

胃穿孔は文字通り、

胃に穴があくというものです。

胃の内容物が体内に漏れ出して、

腹膜炎を引き起こします。

また、

完全に穿孔してしまうと

突然激痛が走ります。

歩くことができないほどの痛みです。

その痛みは長時間継続します。

この激痛を放置すると、

ショック死が待っています。

 

しかし、

胃穿孔には前兆があります。

胃穿孔は胃潰瘍から移行する場合が多いです。

胃潰瘍は、胃や腸の血管を壊します。

壊れた血管から血が噴き出すと、

胃の中にたまります。

胃腸の入口は「口」で、

出口は「肛門」なので、

その血は吐血または下血となって体の外に出てきます。

吐血とは、

口から血を吐くことです。

下血とは、

肛門から血が噴き出ることです。

吐血と下血こそが穿孔の前兆になります。

ニートラ
ニートラ
吐血と下血か。
ややこしいな。

 

これらを見逃さないことが大切です。

胃がどれほど重要な役割を果たしているのか、

理解できたでしょうか??

 

まとめ

これらの事から、

胃がないと、食べた物が食道を通って、

体内にブチ撒かれます。

 

その結果、

身体中が炎症を起こして

腹膜炎を引き起こすか、

激痛によるショック死に至ります。

 

胃は、口からいれた物を

殺菌し、消化して、吸収します。

人間が生きるために当たり前のように

食べたり、飲んだりできているのは、

この胃が大切な役割を果たしているからです。

 

胃で食べ物や飲み物を受け取れなかったら、

恐ろしい事になるイメージができたかと思います。

 

結論ですが、

胃にストレスを与えないように、

自分の身体を大切にして下さい。

 

 

本日もご覧いただきありがとうございます。

 

 

参考文献:

「https://www.d1yk.co.jp/info_health/2016/11/post-33.html」

「https://medicalnote.jp/contents/160324-001-GQ」

「https://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/esophagus/esophagus_07.html」

「https://www.hospita.jp/medicalnews/20161027d/」

「https://www.jsgs.or.jp/cgi-html/edudb/pdf/20071051.pdf」

「http://www.myclinic.ne.jp/toume_clinic/pc/free2.html」


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