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今回も看護師国家試験の
必修対策を行っていきましょう!!
「あなたは自分の適正な尿量が分かりますか??」
突然こんな質問をされて戸惑うかもしれませんね。


確かにそうかもしれませんね(笑)
でもどれくらいが正常なのか、
気になりませんか??


今日は看護師国家試験の問題と絡めて、
尿量の種類についてお話したいと思います。
この記事を読むと、
腎臓の機能や尿量・種類、
カリウムとの関係性
について学ぶことができますよ!!
尿量ってなに!?
尿量とは、
排泄された尿の量のことです。


尿は腎臓で血液が濾過されて
生成された体内代謝産物が溶けている排泄物です。
この目的のため、
1日最低400~500mLの尿量が必要になります。
このため、尿量は腎臓の機能の評価としてみるのです。
それでは、
健康な人は1日どれくらいの尿量が必要なのでしょうか??
健康人では体重1kgあたり、1時間に約1mLの尿
腎機能が正常な場合、
尿量は水分の摂取量と
喪失量(発汗量、不感蒸泄、下痢、嘔吐など)
によって変動します。
それでも、
健康な人の場合、
体重1Kgあたり、1時間に約1mlの尿が必要です。
体重60kgの人だと、
1時間に60mlの尿が作られるということになります。
成人の1回の排泄尿量は200~400mLほどで、
1日の総量は1,000~2,000mLです。
よく看護実習でもアセスメントの個所で、
受け持ち患者さんとの比較をする際につかうので
覚えておきましょう!!
尿量の種類には一体どのようなものがあるのでしょうか??
尿量の種類は大きく分けて4つある
①多尿
尿量2,500~3,000mL/日以上の場合。
糖尿病や尿崩症、慢性腎不全多尿期などでみられます。
②乏尿
尿量400mL/日以下の場合。
原因としては、腎血流量の低下(腎前性)、
腎障害(腎性)、尿管・膀胱などの尿路閉塞(腎後性)などがあります。
③無尿
尿量100mL/日以下の場合。
腎皮質壊死、急性糸球体腎炎極期、
ショックなど重篤な病態でみられます。
④尿閉
特に間違えやすいもので
『尿閉』というものがあります。
尿路の通過に障害があり、
膀胱にたまった尿を排出できない状態を言います。
原因として、前立腺肥大症、前立腺癌、
膀胱・尿路腫瘍、神経因性膀胱などがあります。
尿量の評価には、
1日に排泄される尿を正確に蓄尿する必要があります。
最終的に排尿を確認した後、
その24時間後まで尿を捨てずに
すべて貯めるように患者に指示します。
看護師の関りとしては、
患者さんが十分理解したか
確認することが重要です。
また、
膀胱にはたくさんの尿が溜まっている場合があります。
膀胱痛などの苦痛が強いときには、
まず導尿して苦痛を緩和することも大切です。
ここまで腎臓と尿量の種類について
お話してきましたが、
尿とカリウムの関係は
どういうものなのでしょうか・・・??
腎臓とカリウムの関係とは!?
よく腎機能が悪いと
「カリウム制限をしろ!!」
と言われます。
国家試験でも見たことがあるでしょう。
これらの関係を説明する前に、
まずカリウムについて説明します。
カリウムは、
体内に存在する量がもっとも多いミネラルで、
肝臓や筋肉の細胞の中に多く存在しています。
細胞の浸透圧を維持調整する働きがあるため、
生命維持活動の上で欠かせない役割を担っているのです。
体に含まれている余分な塩分(ナトリウム)
を体の外に出す効果があることから、
血圧を下げる代表的な栄養素と言われています。
腎機能が低下してきた場合には、
尿への排泄が減るので
カリウム上昇を抑える必要が確かにあります。
しかし、
大事な事はカリウム自体が腎臓に悪いのではなく、
腎障害があってカリウムが上昇して
怖い不整脈を起こすことが問題なのです。
これにより、
突然の心停止の可能性があるので、
腎機能が悪い時には
カリウムのコントロールが必要不可欠になります。
看護師国家試験の必修問題にチャレンジ!
無尿時に、原則として投与が禁忌なのはどれか??
1. マグネシウム
2. ナトリウム
3. クロール
4. カリウム


正解は
4
<解説>
4. カリウム 〇
無尿によって血中カリウムが上昇しているときに、
カリウムを投与すると、
急激に血中カリウム値が上昇し、
刺激伝導系が抑制されて心停止に陥る。
1. マグネシウム
マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です。
カルシウムやリンとともに
骨をつくっているミネラルになります。
2. ナトリウム
ナトリウム(塩)は、
体内の水分量をいつも適切な状態に調節したり、
神経や筋肉を正常に動かすために
働いたりする重要な役割をします。
3. クロール
ナトリウムと共に水分保持や浸透圧調整に必要な電解質です。
まとめ
これらの事から、
尿量を把握しておくことは
腎臓の機能だけでなく、
生命の維持においても
重要なことだということが分かります。
「あれ??最近オシッコが少ないな。」
と感じたそこのあなた。
自分の1日の尿量を把握し、
異常を早期に見つけることが
体にとってとても大切なことですよ!!
結論ですが、
今日から尿の観察をしましょう!!
本日もご覧いただきありがとうございます。
参考文献:
「https://www.adpkd.jp/yomoyama/vol05_02.html」
「https://clinicalsup.jp/contentlist/932.html」
「https://www.kango-roo.com/word/10045」
「https://jp.glico.com/navi/dic/dic_08.html」
「https://www.central-cl.or.jp/result/cl%EF%BC%88%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%89/」
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